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(プロフィットセンター等)

「利益=収益(売上)-費用」の関係から、それぞれの項目を管理する単位が「センター」となります。全社あるいは事業部など「利益責任」を負う単位を「プロフィットセンター」、収益(売上)を集計(「売上責任」)する単位を「レベニューセンター」、工場など「コスト責任」を負う単位を「コストセンター」と呼びます。また事業部の成果を測定するための管理会計の仕組みが「事業部制会計」と言われます。  

 

<レベニューセンター>レベニュー(Revenue)とは「収益」で、「売上高」ともいいますが、商品・サービスの売上、賃貸料(家賃)収入、手数料収入、利息収入などを纏めた概念です。レベニューセンターは、収益責任を持ち、収益(売上)を集計する単位ですが、通常商品・サービスを販売する営業部がこれに当ります。また、営業本部長、営業部長・営業課長、営業マンなど営業部を構成する各層をレベニューセンターとすることもあります。  

 

<コストセンター>製品・サービスのコスト(Cost)を集計し、管理する単位がコストセンターであり、通常、開発部や製造部、管理部などの部門を指します。  

 

<プロフィットセンター>利益に責任を持つ、つまり利益(Profit)を管理する単位をプロフィットセンターと言い、その単位は通常、全社あるいは事業部などになります。 プロフィットセンターは、あくまでも「利益を管理する単位」ですから、規模の大小は問いません。その理由は、全社の最適化を目指す経営の考え方によるからです。

最近では生産ラインや小集団組織を「ミニプロフィットセンター」とする会社も出てきました。京セラの「アメーバ経営」は、小集団グループをプロフィットセンターにした考え方として、よく知られています。工場や物流部門を「利益を生むプロフィットセンター」と位置付ける会社もあります。  

なお、プロフィットセンターが事業部の場合、その成果を測定するための管理会計の仕組みが「事業部制会計」といわれます。(なお、この事業部制を発展させ、さらに大幅に権限委譲された「社内カンパニー制」の下では、キャッシュフローの改善に注目し、全社内での各事業の位置づけを明確にする方法も採用されています。)

※上記の収益・費用に加えて、「投下資本についても責任を負う単位」として、事業部などが「インベストメントセンター」として設定される場合もあります。インベストメントセンターでは、投下資本に対する効率性指標(ROIEVAなど)が適用され、管理されます。

※【小話】

組織の中にプロフィットセンターはないすべては顧客のところにある』(ドラッカー著、『創造する経営者』より)

もともと「プロフィットセンター」という言葉を作ったのは、経営学の巨人ドラッカーですが、彼の真意は冒頭のタイトルにあります。

 

「およそ企業の内部には、プロフィットセンターはない。内部にあるのはコストセンターである。技術、販売、生産、経理のいずれも、活動があってコストを発生させることは確実である。しかし成果に貢献するかはわからない」(ドラッカー名著集『創造する経営者』)


 

ドラッカーは経営の哲学として、あらゆる活動を事業として把握することの必要を強調するためでした。ところが、言葉は独り歩きをして、プロフィットの源泉が組織の中にあるかのごとき錯覚を持たせてしまったようです。彼の真意は、“あらゆる企業活動がまずコストを発生。プロフィットが発生するのは、顧客が代金を払ってくれたときである”というものです。

 「成果は、内部にいる者や、企業の支配下にある者によって決まるのではない。企業の活動が、成果を生むか無駄に終わるかを決定するのは、企業の外部にいる者である」(『創造する経営者』  

さすがに、経営学の巨人の言葉と言うべきですが、管理会計で扱うプロフィットセンターは、あくまでも集計上(管理)の単位であり、目標管理という現実論によるものでしょう。

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